当事務所の代表、荒川は、お客様からの入金をいただいたり、経費の支出等があったりした場合には、その日のうちに帳簿付け(会計ソフトへの入力)を行っています。一日の終わりには残高を確認し、不明確な資金の移動を防止しています。また、一年の総決算(確定申告)も自分で行っています。
毎日、自分で帳簿付けをすることで、最新かつ正確な収支が把握できるようになり、これをもとに経営者として、資金繰りやキャッシュフローの改善、事務所経営方針の決定などを行っています。
自ら記帳し、財務的な戦略を立てるには、最低限度の簿記ないし財務諸表の仕組みや読み方等の知識は必要だと感じています。

前置きが長くなりましたが、今回は、簿記について投稿します。

荒川は、行政書士となる1年余り前に、商工会議所第152回簿記検定試験(3級)に合格しております。
なお、配点等は、問1(20点/20点)、問2(8点/10点)、問3(30点/30点)、問4(10点/10点)、問5(30点/30点)で、合計点は、98点でした。
学習期間は数か月でしたが、難易度が低いとはいえ、短期間でほぼ満点を獲得できたことは、大きな自信となりました。
このため、最低限度の簿記や会計の仕組みやルールについては理解しているつもりです。基本的な仕訳はもちろん、簡単な残高試算表や精算表、財務諸表の読み方や仕組み、作成方法などについて習得しています。

決算書や確定申告書、財務諸表等は、自らの収支を明らかにするだけでなく、金融機関や投資家に財務的な信用を表示するという意味でも重要です。
金融機関や投資家は、これらの資料を参考に融資や投資を決定するためです。また、各種支援金や補助金の申請にも決算書や確定申告書が必要な場合があります。
資金調達のためにも、経営者たるもの、自社の収支状況や資金繰りは常に把握しておきたいところです。

当事務所では、代表自らが帳簿付けをし、確定申告も行っているということから、簡単な財務に関するご相談も承っております。
確定申告書の作成や税務相談等には応じられませんが、これらの読み方や仕組み、一般的な手続案内でしたらお受けできますので、お気軽にお申し付けください。
今後は、行政書士業務の一環として、「記帳代行」も検討しています。
さらなる業務拡大に向け、挑戦していきます。財務的な観点からもご提案ができるように努めてまいります。

さて、今回は、簿記を端緒に、決算書や確定申告書等の「過去」「現在」における財務について投稿しました。
次回は、「ファイナンシャル・プランニング」すなわち「未来」における財務(計画)について投稿したいと思います。