前回に続き、金沢大学合気道部の夏合宿についての投稿です。

参加2日目は、全体の合宿でも最終日でした。
午前稽古もやはり基本的な動作や技が多く、基礎を大切にした稽古内容でした。難しいことは分かりませんが、それでも、自分のできる範囲内で後輩に提案し、一緒に考えて稽古をしました。基本技とはいえ、簡単なわけではなく、習得には時間がかかります。分かりやすく伝えるためにはどうすればよいかについて考える稽古でした。

午後稽古は、「杖」と呼ばれる武器を利用した稽古でした。「杖」を使って襲ってくる相手に対して、それを受け止め、相手の力を利用して投げたり関節を決めたりします。なんとなくはできるものの、初心者を相手に説明することは相当に大変でした。合気道の動きにはすべてに意味があるそうです。本来ならば、その意味を理解することが王道でしょうが、なかなか難しいように感じます。
このような場合は、とりあえず相手の動きを模倣してみるのもいいかもしれません。あえて形から入ることで、違った視点からの発見もあるかもしれません。
何とか技のさわり程度については紹介できたため、あとは彼ら・彼女らがどのように解釈し、どのように判断するかにつきます。いずれば、「自分なりの合気道」というものを見いだせればいいなと思っています。

全体の感想としては、参加して良かったと思います。現役部員やOBの先輩方、先生方と触れ合うことで、合気道について、これからの振る舞いなどについて考える契機となりました。半面、前回にも記載したような自分なりの課題についても見えてきました。
荒川としては、合気道をやめるつもりはありません。ただ、何のために合気道をやっているのかについては、検討すべき課題が見つかりました。

合気道に対して迷いがあるものの、一応はOBです。
OBとして、自分にできることをするまでです。今はこれしか見つかりません。