先日、令和5年の漢字として、「税」が選ばれました。
特に関心の多かったインボイス制度や増税等のニュースが大きな関心を集めました。物価高で厳しい生活が続きますが、これからも何とか凌いでいきたいと思います。

さて、当事務所にとっての令和5年の漢字は「試」です。
令和5年は、行政書士としても、それ以外でも、様々な経験をし、多くの施策を打ち出してきました。
行政書士業務の振り返りは、別の記事に譲るとして、業務とは関わらないものの、「法的手続」を実際に経験し、知見を広められたと思います。
具体的には、少額訴訟を9回、通常訴訟(地裁)を1回、支払督促を1回、強制執行を3回行い、いわゆる「裁判手続」を申し立てました。訴訟や手続の流れや書面の書き方、チャックポイントなど、生きた知識を実践の場で習得しました。
「裁判手続」は好ましいものではありませんが、相当に勉強になりました。
行政書士としての相談業務の際にも、知識と実践(経験)に基づく一歩踏み込んだ内容をお話しできるようになりました。

他には、一般詩人として、身内の相続登記についても経験しました。
法務局への事前相談を始め、戸籍の収集(相続人調査)、不動産登記簿の確認(相続財産調査)、遺産分割協議書の作成、相続登記の代理など、相続登記一式を自らで経験しました。
特に書類や手続に問題はなく、無事に相続登記を成功させることができました。
行政書士として相続の相談も多く受けることが予想されます。ここでも生きた知識を得ることができ、相談業務でもより説得的な説明ができるようになりました。
相続登記の義務化や相続土地国庫帰属制度など、相続に関する制度が大きく変わってきています。時流に遅れないよう常に情報を先取りしていきます。

また、事務所運営についても、様々な施策を試しました。
このホームページの開設に加え、サブのランディングページの開設、動画広告の作成・公開、小松市ホームページへの広告掲載、SEO対策…
荒川行政書士事務所を全国に周知し、積極的な営業やPR活動を行うために相当の費用や労力、時間を投資しました。
これらの投資がどのような結果になるかは、まだはっきりとはしませんが、全てが成功しているとはいえません。不採算なものもあるのは認めざるを得ません。現実を直視し、必要な決断をし、利益を最大化させるのが経営であり、私の仕事です。
とはいえ、このような失敗も今後の糧にはなります。失敗から学び、経営を改善させていきます。

令和5年は、様々な経験をし、生きた知識を蓄え、かなりの勉強になった1年でした。
成功も失敗もありましたが、総じて良い1年だったと思います。