今回は、配偶者に不倫が発覚したものの、当事務所のお手伝いにより、夫婦関係を見直し、崩れかけた夫婦関係が修復された事例をご紹介します。

ご依頼者様は、配偶者の不倫が発覚したことから、不倫相手に、配偶者との不倫関係の清算を要求したいとのことでした。
一方、配偶者への愛は本物で、崩れかけた夫婦関係の修復も望んでおられました。
ご自身で方法を検討されましたが、妙案が浮かばず、当事務所にご相談いただきました。

当事務所では、まず、不倫相手に不倫関係の清算を求める書面と、その旨の誓約書を提出させることをご提案しました。
一方、夫婦関係の修復については、一度ご夫婦で今後について話し合いことを勧め、必要があれば、和解書や合意書・覚書などの作成などのサポートをさせていただくということとしました。これまでの経験から、夫婦関係は冷え切っておらず、話し合いの余地はあると感じ、あえて後方支援にとどめたところです。
当事務所が目指すのは、問題の円満な解決です。当事者間で対話や歩み寄りが期待できるのであれば、あえて当事者に委ねて、こちらは後方支援に徹するというのも、行政書士の一つだと考えています。

その後、当事務所では、不倫相手に不倫関係の清算を求める書面と、その旨の誓約書の提出を求めたところ、先方から無事に、誓約書が提出されました。
どうやら、不倫の関係についても、不倫当事者間でも思うところがあったようで、当事務所のお手伝いが関係解消のきっかけとなったようです。

その後、ご依頼者様と配偶者は、今後について、真剣に語り合い、現在では、関係修復に向けて、お互いに十分なコミュニケーションをとっているとのことです。幸いにも、夫婦関係では、和解書や合意書・示談書の作成は必要ありませんでした。今後は、お互いを信頼して、夫婦関係の修復・再構築を目指していくとのことです。

一度は崩れかけた夫婦関係の修復に、当事務所がお手伝いできたことは光栄です。
行政書士は、当事者間での取り決めを契約書や合意書などで取りまとめ、書面化することが業務です。
けれども、当事者間で円満に取り決めがなされるように励まし、サポートするのも、また業務です。
目指すところは、問題の解決。当事務所では、これからも、問題の解決のために、できうる限りのお手伝いをいたします。